日テレNNN24「ネット中毒」録画してあったのを観る。予想通りのネット依存者が登場していたが、「ネット世界に埋没するあまり多重人格となり、新たな人格が消費者金融で借金をした」という箇所で「おいおいおい」と思い、この本を再読。
心理学書でまことしやかに語られる症例をメッタ斬りの本書。いわゆる“心理学業界”は日常の些細なことに無理矢理病名をつけて「医源性の」病気をつくりだしている。フロイトの提示する「抑圧」「投影」「昇華」という基本概念からして実証性に乏しいものであると立証していく。
特に「多重人格」には1章をさいて、作家や脚本家が生み出した幻想にすぎないと論破し、あまつさえ犯罪者が罪を逃れるための意図的な隠れ蓑としようとした実例をあげている(日本にもいるな)。
幼いこどもが花瓶を割って、「ボクじゃないよ、よその悪いコがやったんだ」そういうようなものである。
その理屈で借金したり、人を殺されたりされちゃタマラン。
アカデミックな世界ではトンデモ扱いされている概念が、さも正式な病名のように紹介されてしまうのは、真に受ける阿呆を増長・増加させちゃうんじゃないの?
★★★
いつもの仕入れ。アート写真集をまとめて売り払った人がいたらしい。ありがたく買う。
今夜は20冊売れたので(単価は低いけど)、メール処理が大変。先週からの取り置きの人もいて、間違えないように気をつけながらの作業なので、余計に時間がかかった。
心理学書でまことしやかに語られる症例をメッタ斬りの本書。いわゆる“心理学業界”は日常の些細なことに無理矢理病名をつけて「医源性の」病気をつくりだしている。フロイトの提示する「抑圧」「投影」「昇華」という基本概念からして実証性に乏しいものであると立証していく。
特に「多重人格」には1章をさいて、作家や脚本家が生み出した幻想にすぎないと論破し、あまつさえ犯罪者が罪を逃れるための意図的な隠れ蓑としようとした実例をあげている(日本にもいるな)。
幼いこどもが花瓶を割って、「ボクじゃないよ、よその悪いコがやったんだ」そういうようなものである。
その理屈で借金したり、人を殺されたりされちゃタマラン。
アカデミックな世界ではトンデモ扱いされている概念が、さも正式な病名のように紹介されてしまうのは、真に受ける阿呆を増長・増加させちゃうんじゃないの?
★★★
いつもの仕入れ。アート写真集をまとめて売り払った人がいたらしい。ありがたく買う。
今夜は20冊売れたので(単価は低いけど)、メール処理が大変。先週からの取り置きの人もいて、間違えないように気をつけながらの作業なので、余計に時間がかかった。
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