ISBN:4884180860 大型本 スイッチ・パブリッシング 2005/09 ¥840

ヨコシマな意図で入ったファンクラブだが、写真満載の充実した会誌が届くし、今年も更新しようかと思っている。

会誌でこの雑誌のことを知り、今日買った。
大泉洋のエッセイも連載されていたのね。

この手の雑誌を買うのはひさしぶり。10代、20代はじめのころはよく買っていた。何かを得ようと思って。今はそういう方面の向上心はない。

★★★
ようやく頭痛は遠のいたか今日は薬ナシ。今までは右から痛み出して左へ移動していたが、最近は左からスタートする。だからどうしたということもなく、どうであろうと痛いのには変わりないのだが。

市内で仕入れ。出だしが遅く、2軒目で昼近くなったので、予定していた3軒目は中止して帰宅。午後処理をはじめるがあっという間に時間は過ぎる。
ISBN:4150502439 文庫 大庭 紀雄 早川書房 2000/11 ¥1,029

読むだけで頭が痛くなりそうなぶ厚い文庫本。

症例が山ほど引用してあり、ひとくちに片頭痛といってもこれほど多種多様な症例があるのかと、片頭痛もちとして興味深い。

遺伝的要素が大きいので、自分の家系は頭痛に理解があるが(というか苦しんでいるが)、婚家はそれがないので、2種類の鎮痛剤が手放せない自分をなかなか理解してもらえない。

近年は頭痛外来などもできてきて、雑誌やTVでも採りあげられることも多くなっているのでその点では助かるかな。

今も左が痛い。↓こんな感じ〜
    (((((((頭痛

★★★
朝、夜行で戻ってくる夫を迎えに行く。
夕べはなぜか眠れず、今日昼寝をした。で、起きたら片頭痛。
ISBN:4584188793 単行本 高木 玲 ベストセラーズ 2005/06 ¥2,835

ヨーロッパ王室にまつわる名高い“公認の寵姫”と呼ばれた国王の愛人たちを紹介した本。シャルル7世のアニエス・ソレル、アンリ4世のガブリエル・デストレ、ルイ14世のルイーズ、モンテスパン夫人、マントノン夫人、ルイ15世のポンパドゥール夫人、デュ・バリー夫人、チャールズ2世のネル・グィン、ウィンザー公とシンプソン夫人、そしてチャールズ皇太子とカミラまで。

最大限に粉飾された肖像画で売り込まれた身分の高い姫たちは、お輿入れしてやって来たのを見ればがっかりの容姿(もちろんそれはお互い様)。かくて君主たちは世継ぎ製造マシーンとして后と義務を果たし、肉体的・精神的なお楽しみは美しい花々を物色することになる。

寵姫たちはその座にある間、安穏として快楽と物欲を満たしていたのではなく、王を支え(惑わし)、人事を支配し、あるときは国政を左右し、正妃と戦い(あるいは友情を結び)、ライバルに目を光らせ、脆い地位の将来のために蓄財に励んでいた。

数百年にわたり欧州王室で活躍した寵姫たちの歴史を読むと、最後にとりあげられたチャールズ皇太子とカミラの現状に、ひとつの時代の終わりを感じる。
カミラは、過去の寵姫たちのように公の場で堂々とふるまうこともできず、格の高い称号や年金や宝石を与えられることもなく、政治権力もなく(皇太子自身がないのだから!)、芸術や文学に影響を与えることもない。

かたや、若く輝くばかりに美しかった処女ダイアナは、皇太子の義務にふさわしいプリンセスだったにもかかわらず、伝統的な愛人を持つ王の伴侶としての自覚をついに会得することはできなかった。

彼らの悲惨な破綻をみてきた欧州各国のプリンスたちは、以前なら問答無用で却下されていたような“難アリ”な女性達とみずからの意志のままにぞくぞくと結婚している。
しかし、国家的義務ではなく、自らが選んだ相手と結婚した彼らがこれからも愛人をつくらないという保証はない。義務で結婚した君主の愛人に世間は寛大だった。望みどおりの結婚をした彼らが、さらに愛人をつくろうものならとてつもない非難に晒されるだろう。この本に登場するタフで野心家な女たちはいつの世にもいるものだから。

★★★
梱包で午前中がほとんど終わる。

午後は昨日の仕入れ処理。昨日途中まで進めていたのですぐ済んだ。
義妹と甥が来て、みんなで食卓を囲む。
ISBN:4796641386 単行本 三砂 ちづる 宝島社 2004/06 ¥1,575

アタシもできるよ。

著者は「オニババ化する女たち」出版で非難ゴーゴーだが、この本もかなり怪しい。

取材されている現在90代の女性の話を読むと、必ずしも完璧にコントロールしているわけではない。何度も「しくじった」とちゃんと書いてある。

現在普及している生理用品が、女性の身体にとって決して良いことばかりのものではないのは実感しているが、どうしても避けられない「しくじり」をガードするという使命のために改良され、それをちゃんと果たしているのは間違いない。

「オニババ」本と同じで、著者の主張にも一理あるが、その主張のための論理展開が少々強引。夢見がかった「昔はよかった」だ。

★★★
実家のある市へ。
仕入れ処理のためのデジカメが明日は使えないので、実家で写真を撮っておく。

なぜ使えないかというと、今夜から夫がデジカメを2機とも東京へ持っていってしまう。夜行バスで今夜発、夜行列車で日曜日の朝に戻ってくる。0泊3日ということになるのか?よーやるわホントに。
ISBN:4344006712 単行本 橘 玲 幻冬舎 2004/09/10 ¥1,680

資産・金融・保険・福祉・教育とそれに基づく「幸福」について、身近なことから語ったエッセイ。

雨の降る日曜に読んだ日にはもう憂鬱な気分になること間違いなしなことが、身もフタもない冷静な筆致で綴られている。

しかしそれは「経済合理的」という視点から見た事実であり、そのような視点を得て生活を見つめなおすことは決して人生の損失ではない(←筆者の文体の影響がモロな文章)。

★★★
書評で取り上げられていた本が読みたかったので、久しぶりに図書館へ行った。涼しくなると読書意欲が湧いてくる。未読の本がたまっているが、調子こいて3冊も借りちまった。

地域の運動会の出場割り当てが一応決まる。
誰もキツい競技には出たくないので、当日までさまざまな交渉がなされる。今年は競技種目がいくつか減らされていた。ようやくといった感じ。年々高齢化が進み、人口も減ってゆくのだから、運動会自体やめてほしい。

ウチは今年突然に二人三脚に指名されていた。勘弁してよ。中学生の時にゴール前で転んで以来経験ありません。

夫が断りに行っていた。ただひたすら駄目だと断ったらしいが、“離婚寸前だから無理”とでも言って断れば、地域に楽しい話題を提供できたかもしれない。あとで“やっぱり復縁しました”。
ISBN:4478630925 単行本 山本 有花 ダイヤモンド社 2004/06/17 ¥1,470

人を待っている間に立ち読み。

株の本としてダメダメなことは、Amazonのカスタマーレビューでコテンパンに書かれている。自分は株のことはわからないのでそこはパスだが、本のテーマ以前のことが気になってしまった。

ひとつめは著者が退職してから株をはじめるまでのところ。

退職して夢の失業保険給付生活!夫からのお給料をもらって専業主婦生活!習い事やショッピングをして過ごし、給付期間が終わるころ、さて、仕事をどうしようかと…

 ↑うろ覚えだがこんな感じの描写。
いやね、自分もさ、失業保険満額もらったことがあるわよ。そんな人いっぱいいるけどさ、失業保険って、一応求職者の再就職が決まるまでの生活費補助という名目なんだからさ、しかもこんな内容の本のマクラに書くなよ、ってば。

ふたつめは、最初の株への投資資金源。

自分の貯金50万、でもあともう50万ほしい、夫に「あなた!倍にして返すから50万貸して!」

バクチみたいな投資(著者の場合)を始めるのに、いきなり夫とはいえヒトから金を借りてやるんですかぁ。自己資金100万すらないくせに株をやるな。

株の本としてダメダメだそうだから、こういう描写も単に面白おかしくふざけているだけかもしれないけど、お気楽主婦をきどって金儲けの本を書くという著者の姿勢が嫌だ。

立ち読みで正しかった。

★★★
母親が聴きたいという曲のCDをレンタルしに行く。
DVDオンラインレンタルはいくつかあるが、CDはない。検索するとGEOがひっかかるが、サイトが消えている。

あちこちのCDからの曲を1枚のCDにコピー。いまさらだが、便利な世の中になったもんだ。またもやFM-VのCMのキムタクと三谷幸喜が思い浮かぶ。まい・ふぇいばりっと・みゅーじっく〜。

とまぁそんなことをやっていると、たちまち時間が押してきて、仕入れ処理の残りは明日。
ISBN:4048537695 コミック 大塚 英志 角川書店 2004/09/22 ¥980

今日はエグいネタです。

特集は1980年代にSF&美少女コミックを描いていた、かがみあきら(あぽ)。

1980年代にたしか20代の若さでお亡くなりになってしまった人だが、なんでも、夏の暑いさかり、風呂あがりに裸で扇風機にあたっていて心臓麻痺→死後3日くらいに発見される…ということだったらしい。死後、彼の部屋からとある編集者が原稿その他電気スタンドまで持ち去った、という噂があり、それはこの本の編集者・大塚英志というデマまで流れていた。

全然関係ないけど、同じころ別のマイナー雑誌に書いていた女性ライターが、風邪で寝ていて吐いたものをノドに詰まらせて死後だいぶたってから発見される、という記事を読んで、こういう死に方は嫌〜!と怯えていた。

とはいってもそういう現実が着々と近づく今日このごろです。

★★★
久しぶりに郵便局に集荷を頼む。
宅急便と比較してのサービスの悪さに、民営化を望んでしまった。

Home、Sweet Home

2005年9月23日 読書
ISBN:4891945478 単行本(ソフトカバー) Norman Rockwell PARCO出版 1997/10 ¥1,680

家庭の心温まるひとコマを描いたモノクロペン画集。
ノーマン・ロックウェルは、アメリカはもとより米国文化の洗礼を受けた日本でも人気のハートウォーミング・イラストレーター。

こどもたちを見守り、保護し、指導し、溢れんばかりの愛を注ぐ両親。その愛を一身に受けて成長してゆく子どもたち。

美化しすぎ、欺瞞、という批判はいつもついてまわるけれど、綿密に計算され緻密に描きこまれた絵のどこかに、誰もがそれぞれの記憶・理想を発見してしまう。

★★★
買物ついでにまた仕入れ。祝日だからセールをやっててお得だった。

午後から処理に入るが、途中でやめる。明日にまわす。
ISBN:4150502811 文庫 岡田 靖史 早川書房 2003/08 ¥735

昨日の続き。
ひどい翻訳にもかかわらずやっぱり面白かった「ホロコースト否定論者の嘘を暴く」。

数年前、雑誌「マルコポーロ」廃刊騒ぎで知った否定論だったが、いったい彼らがなにを根拠に「ユダヤ人虐殺計画はなかった」「ガス室での処刑はなかった」と主張できるのか、肝心の雑誌がとっとと書店回収されてしまったため長いこと謎だった。

このたび本書によって理解したのは、結局、ホロコースト否定論を覆す証拠・証言・資料は“無いことにする・または都合のいいところだけ前後の脈絡関係なしに引用する”という姿勢が貫かれているからということ。そりゃ、自説に都合の悪いことは全部無かったことにしてしまえば、どんな荒唐無稽な主義主張も可能だわな。

この本にはふれられていないが、「アンネの日記」偽書説まであるらしい。その根拠はオリジナルの原稿に戦後発明されたボールペンの書き込みがあるから。ボールペンの箇所は戦後の他人による書き込みである、という反論があるが、偽書と主張する人たちははもちろん無視している。

ただ、ホロコースト否定論者にも一部の理があり、それは殺されたユダヤ人の大まかな数字が通説より縮小されたことであると、公正な著者は述べている。そのあたり、南京“大”虐殺説の論争にも同じような論点があると思った。

★★★
梱包で朝から手間取る。
一段落させたとき、夫がカメラのレンズをヤフオクで落札するからあとお願い、と言われる。メールや振込みの処理など全部自分がすることになっているのだ。また高い買物をしたのね…。

やっとこさ買物を済ませるともうお昼。
午後に昨日の仕入れの処理をはじめから終わりまでやりとおす。
ISBN:4150502803 文庫 岡田 靖史 早川書房 2003/08 ¥735

単行本で発行されていたのを二分冊で文庫化した一冊目。

懐疑主義者団体「スケプティック」理事の著者。
世界中に昔も今も絶えないトンデモな思想(占星術、超能力、「私は宇宙人に誘拐された」、催眠術によって甦ったという偽記憶、心霊体験、ダウジング、祈祷療法、歴史修正…)と闘う団体。

アタマから否定するのではなく、科学的に論証するというのはどういうことなのかを具体例をもとに解説してゆく。二冊目の「ホロコースト否定論者の嘘を暴く」めあてで読んだのだが、この一冊目の「思いちがいのメカニズム 奇妙な現象をもっともらしくみせている二十五の嘘」や、哲学的な小説「肩をすくめたアトラス」の出版によりカルト・リーダーとなったエイン・ランドという女性の隆盛と転落のくだりが面白かった。

しかしこの本、翻訳があまりにもひどい。どうしてこんなに面白い内容なのに、読むのに苦労しなくてはならないのかと、腹が立ってくるほどひどい。ついでに「序文」は掲載しなければいいほど酷い。これも翻訳のせいかもしれないが、例えるなら学生が小難しい単語ばかりを辞書から選んで訳したみたいな文章だ。

翻訳者の肩書きが「英米文学翻訳家」となっているのに暗澹たる気分になった。

★★★
西へ仕入れ。
ランチ中、となりの席は地元マスコミ関係者らしく、本を読みつつも耳ダンボ状態。
そのうちの一人が、話に夢中だったせいかウエイトレスさんにちょっと失礼な口をきいているのに自分でも気が付いていないようだった。彼らが引き上げたあとのテーブルをそのウエイトレスさんがあからさまに怒っている調子でガッチャンガッチャン片付けているのが可笑しかった。
ISBN:4896440250 コミック 東谷 珪 マガジン・マガジン 2002/10 ¥900

全日本航空「All Nippon Air Line」通称“ANAL”!(カタカナ表記は自粛します…)

社長以下、イイ男ばかりの航空会社を舞台とした、愛と欲望の航空コミック。

客室乗務員を男性にした「ハーレクイン号」とかいうのを以前ニュースでみたが、それはもちろん女性向けサーヴィス。ANALは男女どちらでもOK。社長自らがカラダを張って面接したよりすぐりの社員たちによる、めくるめくお空の楽園。

こんな飛行機なら乗りたい…かも。

少なくとも映画「エアポート’80」のようにアラン・ドロンのパイロット、シルビア・クリステルのスチュワーデス、のような恐ろしい飛行機よりはイイ。

★★★
寝違えたようで、痛みで目が覚める。
財布を買ったとたんに首がまわらなくなるとは。

空港の管制塔見学。
いつも無線の声だけ聴いていた女性がどんな人だったのか初めて見た。
ISBN:4276221854 単行本 伊藤 恵子 音楽之友社 2005/05 ¥1,260

昔の公式の伝記では、チャイコフスキーの死因はコレラによる病死、となっていた。
近年は、こういう説もある、という控えめな書き方から断定しちゃうのまで色々だが、毒殺説(=服毒による自殺の強要)が真実らしい。

彼が同性愛者だったのは公然の秘密で、貴族の子弟と関係を持ってしまったために彼の命運は尽きた。上からの死刑命令。しかし、その子弟と高名な作曲家ともどもの名誉を重んじて公式には病死とされたと。

★★★
実家へ仕入れ。
今日の車のBGMは「ピアノ協奏曲第一番」。
派手派手。

上記の彼の人生を考えながら聴くとまた、いとをかし。
ISBN:4901873318 単行本 渡辺 やよい インフォバーン 2004/10 ¥1,260

「代表取締役」として月産200枚の漫画家、妻・二児の母として家事・育児・PTA活動、介護の必要な犬、小説など執筆業…それらを睡眠時間7時間でどうやってこなしているか。

結婚前は、締め切り前の徹夜など不規則なハードワークをこなしていた著者だが、結婚を機に、「普通に昼間仕事をすればいいじゃん!」と決意する。夜型でなければ集中できない、というのは単なる思い込みだった。きちんと仕事時間を決めてしまったほうが、かえって集中してできる。

まず朝4時起き。洗濯機をセットし、ネットでエロサイトのチェック(←彼女の場合これも仕事です)をしながらコーヒーを一杯。あとはひたすら漫画をガリガリ描く。旦那さんが5時に起き、朝食の支度。7時に子供たちを起こし、家族揃って朝食(仕事の都合で昼抜きになることもあるのでたっぷり食べる)。子供を保育園に送り出し、犬の散歩。9時半にアシスタントさんたちが出勤してくるのでそれから午後2時まで仕事。30分〜1時間程度の昼寝。3時以降は子供たちが帰ってくるまで、買物などの雑用と夕飯づくり。5時45分、子供のお迎え、夕飯。6時半アシスタントさんたち帰宅。もう仕事はしない。7時ごろ夫帰宅、2人で夕飯。お風呂だなんだかんだで9〜10時ごろには家族みんな就寝。

週末もやはり早起き。もともとは子供の急な病気などのために仕事の予備日としていたが、子供が成長してそういうアクシデントが減った今は、小説などの執筆日にあてている。

「レディコミの女王・渡辺やよいが伝授する24時間だらだら活用術」という副題だけど、ぜんぜんだらだらしてませんよ。

家庭をもって長い目で働き続けようと思ったらこういう規則正しく、アクシデントにも備えあるスケジュールが理想だろう。アシスタントさんたちにも好評だそうだ(結婚しても続けられる、長く続けられる、固定給なので収入が安定してありがたい)。

サラリーマンの旦那さんからも、ごく自然な家事・育児のサポートがあり、そういう現在になるまでの過程も紹介してあって面白かった。

★★★
買物。その前に昨日寄ったおなじところに仕入れに行く。なぜか昨日より収穫あり。

午後はひたすら仕入れ処理。
ISBN:4062715775 単行本 行正 り香 講談社 2004/06/20 ¥1,680

「必要なのは小さなやる気と30分。」タイトル&コピーが巧い!

タイムテーブルもついていて30分以内にできるメニュー、と実用的でありながら、写真・レイアウトも美しく、エッセイも楽しめる。

ただ一人暮しor二人暮しの人向けでしょうな。

★★★
市内仕入れに2軒まわる。
平日なのに人がなぜか多い。もしかして中間テスト時期だっけ?

昼食後、眼がかすんで小一時間寝る。
その後、今日やる最低限のことを済ませた。
ISBN:4102900578 文庫 大泉 実成 新潮社 2000/12 ¥670

マンガ家版“あの人は今”。
中学生時代に「エホバの証人」から脱会した過去を持つ、カルトには一家言ある筆者による丹念な取材。

ふくしま政美。
昭和51年に週刊少年マガジンを読んでいた人は絶対覚えているはずの「聖マッスル」。早すぎた「北斗の拳」というか、全編過剰な筋肉と異様な擬音まみれの悪夢のような漫画だった。雑誌のコラムで「(連載当時)友人がマッスル嫌さにマガジンからサンデーに鞍替えした」とあり、さもありなん。ふくしま政美の生い立ちから取材し、暗く破滅的な人生が明かされる。離婚した夫人は聖母のような女性だが、今風に言えば「共依存」というヤツではないかと。

山本鈴美香。
ご存知、教祖になってしまった漫画家。「父の娘」という概念のグロテスクな実物見本のような女性。あまりにも強烈な父親にとりこまれ、巫女として生きるしかない人生のようだ。「エースをねらえ!」などのメジャー作品も、そう思って読めば後年のヤバい片鱗がうかがえます。

オマケの、鳥山明 エホバの証人信者疑惑調査。
さんざん張り込みしたあげく大ハズレでした、ちゃんちゃん。というオチ。
引っ張るのがウマイわ、この筆者。

★★★
玄関にできていた例の蜂の巣。
昨日からなんと多数のスズメバチが襲来。巣の幼虫をエサとして略奪してゆく。巣の兵隊ハチが必死の防戦をするも、あえなく一匹、また一匹と倒されてゆく…。

…それはそうと、危なくて玄関から出れねーっつーの!

仕方ないので勝手口から出て、西へ仕入れに出かける。

帰宅すると、戦いは既に終っていた。
死屍累々。
「エイリアン2」がなんか観たくなってきた。
ISBN:490178420X 単行本 竹迫 仁子 バジリコ 2003/06/25 ¥1,575

以前もリンクしたから2回目。

“カトリーナ”報道を見ていると被災者の巨デブ率が凄い。そもそも避難所しか行き場のない(被災時に脱出用の車さえなかった)貧困層がかなりの割合を占めると思うが、そういう人たちが低価格・超高カロリーの食生活をおくっている現実が、あの映像にも如実に現れている。

昔から被災者・難民たちの映像が世界各地から報道されているが、これほどまで肥え太った大勢の被災者、というのは前例がないのではないか。

個別の被災者にスポットをあてて取材するときも、巨デブは避けているみたいな気がする。

彼らは避難所で体重は減るのだろうかと、あいかわらずどーでもいーことが気になった。

★★★
郵便局の用事が溜まってしまったので、本局へ。
ついでに先週寄れなかったところへ仕入れに行く。
半額セールをやっていたので、以前から目をつけていたものを買いあさる。

投票と買物を済ませ、自分だけ帰宅し、本日の仕入れ処理を済ませる。
ISBN:4091711014 新書 岡本 鉄二 小学館 1989/10 ¥509

どれ、読み返してみようかねぇと押入れを発掘。

…しかし読んだ誰もが思いつくダジャレだろうが、「カムイ出ん

第2部の最初の巻はカムイどころか人類すら出てきません。
サルの群れの覇権争いがいつまでもいつまでも描かれます。

★★★
昨日の仕入れを処理。時間が押し迫ってくるとターボで処理終了。
なんか目眩がする。
ISBN:B000B41IZQ − メディアファクトリー 2005/09/06 ¥450

台風で交通機関がストップしていたので遅れるかと思ったが、無事購入。

毎度「テレプシコーラ」。バレエ団プリマの描写に気合が入っていて見ごたえがある。名前に「草」がつくと某プリマを連想してしまうが、どうやら実力は大違いらしい。
対して、主人公とダブルキャストのライバルはいくらトリプルを決められても簡素な描線…。そのうち留学でもして物語から消えてゆくのだろうか。それともこのままメインキャラで居座るのか。あのピカソの「泣く女」のような顔で。

白土三平「カムイ伝」全集が出るそうだが、第2部って完結してたっけ?

★★★
明け方暴風がうるさかったが、被害なく遠ざかっていった。九州の荒れっぷりをみて心配だったが、少しのズレでずいぶん変わるようだ。

早く読みたくて本屋へ行く。買物もする。
梱包作業が今日は多かったので、仕入れ処理は中途まで。
ISBN:4779400066 単行本 優月 葵 ライブドアパブリッシング 2005/04 ¥1,260

ブログから書籍化。

うつ病と不眠に悩む女性患者が、精神科医とのやりとりを録音。書き起こした告発モノ。

これって逆の立場の内容で書籍化されたら問題になるのでは?医者による患者の守秘義務違反ということで。そこんとこどうなんでしょ。

病気というのは、自分自身が積極的に治る努力が必要なのだろうが、うつ病というのはそういう意欲がそもそも湧かない病気(だよね?)。医者とのやりとりを録音して文字におこす、というのは大変な作業だったと思う。そのエネルギーが自身の病気を克服というベクトルへは向かなかったようだ。

Amazonのレビューで、自身がうつ病と名乗る人たちがそろって著者に批判的なのが興味深い。

著者は結局、スポーツジム通いで良い方向へ向っているらしい。こういう種類の病気にはネットでの読んだり書いたり、という行為は事態の改善にはならないと思えてならない。

★★★
夕べから暴風が始まっている。
でもまだ暴風圏内じゃないんだわ。いったいどうなることやら。

郵便局へ出る用事があったので、ついでに少し仕入れもする。

女のシゴト道

2005年9月5日 読書
ISBN:4163663207 単行本 大田垣 晴子 文芸春秋 2004/09 ¥1,155

美容部員、パティシエ、ブリーダー、家電デザイナー、Webデザイナー、漫画家、風水師、輸入業、タクシードライバーetc... それぞれのシゴト道を歩む女性30人に取材。

それぞれの分野でそれなりの苦労・挫折もあったが、昔も今もこのように日々精進しております…という雰囲気の内容。素直に読めば面白く、励みにもなる。

読み終えて思ったのだが、この本のネガティブ・ヴァージョンってできるかな?
〜をめざして努力しましたがついにかないませんでした(爆)←久しぶりに使ったよコレ。

いかに読後の後味の良い本にするのかが難しいだろうな。
そして誰も読みたくないだろうが。

★★★
予定通り。西隣の市と居住地遠目との4軒で仕入れる。
帰宅して掃除。拭き掃除のとき、敷居に打ち込んである金具で指をこすって流血。あだだだだ。

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