ISBN:4048534122 コミック 松田 洋子 角川書店 2001/09 ¥1,260

一般誌に描く女性マンガ家の“不幸な生い立ち”率はハンパではないという説がある(言ったのは確か、不幸な生い立ち小説で賞もとった内田春菊)。

松田洋子もそういう不幸で貧乏(ビンボー、というカタカナで表記は不可なレベル)ネタでは誰にも負けない。でも全編どす黒いギャグでかためながらも突き抜けて明るく面白い。

そんな彼女が職安から北朝鮮まで観覧するツアーエッセイコミック。
圧倒的に面白いのが、拉致が大きな話題となる以前に行った北朝鮮ツアー。マスコミ報道関係者は不可、というのに漫画家、担当編集者、それに『平壌ハイ!』を書いた石丸元章の妻オカチャン(職業モデル)という面子。
北朝鮮の劣悪な設備のトイレを見て
オカチャン「夫がシャブで捕まって裁判所の証言台に立たされた時も『これでオカチャンもひと皮むけたね』って言われたけど、北朝鮮のトイレでもかなりむけたね
洋子「精神をケミカルピーリングってかんじねー」
てな感じで、内情がバレバレお仕着せツアーに激しくツッコミをいれながらレポート。

こんなに面白いのにこの本も現在取り寄せ不可。

★★★
先週の換気扇につづき、こんどは固定電話機売り場の前でえんえんと吟味。新型がまだ店頭にないのでネットで買うかも。

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