ISBN:4166601113 新書 竹原 和彦 文芸春秋 2000/06 ¥693

ステロイドを「悪魔の薬」呼ばわりされ、メディアと(正規医療より割高な)商魂に長らく言われっぱなしだった医療側からの堂々たる反論本。実名は出さないものの、著名なアトピービジネスひとつひとつを論破する章もある。アトピーに限らず、医療ビジネス全般に騙されないために大変に参考になる内容。

自分はアトピーによるステロイド剤とのつきあいは20年以上にもなる。「脱ステロイド」をうたう本を読んだこともあるが、さすがにその論旨の矛盾には怪しいと思ったので、いわゆる「民間療法」を本格的に受けたことはない。それでもステロイドへの懐疑と恐れはもちつつ仕方なく使用していた。その懐疑を晴らしてもらいましたよ。

「平凡な慢性皮膚炎」
アトピーってのはつまりこういうこと。ステロイド剤の強度を塗布する部位にあわせ、症状により適切に調節して使用する。それが最良の医療行為。

世の中には完治せず、一生医療行為が必要な病気・障害はピンからキリまで山ほどある。保険の効く薬剤を適切に使用すればそれでよいアトピーは、それなりの苦しみはあるけどもそれを受け入れるしかない。なのに疑いを与えて無用な苦しみを増やすのがアトピービジネスなのだ。

完治する、などという夢は見ない。
その夢にビジネスはつけこむ。

★★★
アトピーに加えて胃痛も慢性化しちゃったようで。
いつもの内科医へ行ったらそういうお話になりましたわ。トホホ。
いいもん!強く生きるもん!

午後イチからターボで仕入れ処理をこなす。終了。

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