キネコミカ

2005年4月30日 読書
ISBN:4150307296 文庫 とり みき 早川書房 2003/07 ¥609

「映画秘宝」のどの号だったかの序文で、編集部の新入社員が1970年代のニューシネマを「昔の映画」と言い、リアルタイムで感動していた編集長を驚愕させる、というのがあった。編集長は「昔の映画ってのは『会議は踊る』とかそういうのじゃねぇの」と言うと「それは大昔の映画」と新入社員は答える。

そんなわけで(どんなわけだ)時の流れは速いもの。
このコミックでパロられている往年の名画を、若い世代はそもそも知っているのかいな…と年寄り根性丸出しで思った。

ともあれ、どれもこれもマニアックなパロディ。
「エクスカリバー」。幼少時に綿棒が鼻の穴にささって抜けなくなったヒロイン。OLとなった彼女は思いを寄せた男性にそれを抜いてもらおうとするのだが…。
「ベンハー」(ヘストン似の)サラリーマンがある秘密クラブに入会する。そこは女王様に鞭打たれながらガレー船の漕ぎ手となるプレイが行われていた。
「シンドバッド七回目の航海」愛娘誕生。父親は成長する娘を主演に25年にわたるコマ録り映画を撮影する。
「激突」遅刻して急いでいた女学生が、軽くぶつかった男に東京タワーによじ昇るまで追いかけられる。
「大魔神逆襲」ペレストロイカ時代ソ連、レーニン像が暴れだす。

観たことのある映画があれば、どんなふうに料理されているのかお楽しみ。

★★★
今日も暑い!
ダレてしまってイカン!
今日も頭痛がひどくて昼寝してしまった。
仕入れ処理遅々として進まず。

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