デッドゾーン

2005年5月5日 映画
DVD ジェネオン エンタテインメント 2004/06/25 ¥2,500

昨日の「白眼子」で思い出した映画。

スティーヴン・キング原作、D・クローネンバーグ監督。
この原作者と監督だから「超能力ホラー」なんてノリで最初は宣伝されていた。ヴィデオ発売後、徐々に評判が高まり、キング原作の映画化作品のうちもっとも優れているのではないかといわれている(ヒドイのが多すぎるともいえるが。特にキング自身が監督するのヤメレ)。

監督の故郷・厳寒のカナダで撮影された映像は、英国映画のような少し淡い色調で、叙情的な印象のこの映画にぴったり。

平凡な高校教師ジョニーは、デートのあと婚約者を家に送り届けた帰り、自動車事故にあってしまう。5年間の昏睡から目覚めた彼は、婚約者も仕事も失い、不自由な身体と“千里眼”ともえいる欲しくもない能力を得ていた。彼の能力は評判になり、人の命を救う事件もあるのだが、同時に他人の苦しみや哀しみに介入することにもなり、またその力はジョニーの心身を消耗させてゆく。ある日、選挙活動中の粗野な議員候補と握手したジョニーは、その男が将来人類を滅亡させる大統領になるという未来を透視してしまう。決意したジョニーは淡々とある準備を進めるのだった…。

キング作品お馴染みのテーマ「望みもしない超能力を持たされた哀しみ」を背負ったクリストファー・ウォーケンの演技が秀逸。事故前はいかにも田舎教師〜というダサ造りをしているので、事故後のうるわしい彼が登場して、あの悲しげな笑顔を見せるまで観るのを止めないように。

ラストはもう、涙なしには観られない。ウォーケンの出世作「ディア・ハンター」で彼は、デ・ニーロの「I Love You」を聞きながら死んでいった。この映画でもやはり「I Love You」を聞きながら…(涙)

そういや、映画を先に観てしまったので、原作読んでません。

★★★
郵便局へ出かけ、その帰りちょっと仕入れる。
ほとんどいつも通りの日々の連休だった。人ゴミ嫌いだし。

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