不肖の息子

2005年5月6日 読書
ISBN:4560049440 単行本 森下 賢一 白水社 2002/03 ¥1,995

良くも悪くも歴史に名を馳せた偉大な父親。そんな人間を父に持ってしまった息子たちの悲劇的な古今の例を紹介した内容。

ジョー・ケネディと息子エドワード。ケネディ家を一代でのし上げたやり手の父親と、それでも父に負けじと華やかに活躍したJFやロバート。そんな兄たちのような器ではなく、“からっぽ”な父の操りロボットとして政界に居続けた末弟エドワード。
エジソンは落第生だったというのは有名な逸話だが、かといって父ほどの才能もないのに、学校教育を軽視する父親のせいでロクな学歴・教養もつけさせられなかった子どもたちの悲惨な人生。
ハリウッドスターの息子としては珍しく親に溺愛されたシャルル・ボワイエの息子マイケル。何を始めようとしても父が先回りして世話を焼き、結局スポイルされてしまい、人生の目的を失って自殺。息子にも妻にも先立たれたボワイエも自殺。

構いすぎても駄目になり、ほったらかしでも駄目になる。
いったいどうすりゃいいの。
凡人が偉人の息子として生まれてしまうのがそもそも悲劇の始まり、かも。

★★★
実家のある市へ仕入れ。
残りカスかと思ったがそこそこ収穫。
ぼんやりした気候でまた頭痛が起こる。鎮痛剤さまさま。

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