ISBN:4822740161 単行本 山岡 洋一 日経BP出版センター 1994/12 ¥1,427

WindowsNT開発ドキュメント。

マイクロソフト社の新しいOS開発のために、DEC社から引き抜かれたデーブ・カトラー率いるチーム。外様の異質な彼らと、いわゆる「マイクロソフティ」と呼ばれるマイクロソフト社生え抜きのメンバーとの対立、軋轢、協調。

トラブルは山のように湧いてくる。IBM OS/2との訣別、絶えず変更されるスケジュール、頻出するバグ、ハードワークによる家庭の崩壊、脱落者、ビル・ゲイツからのプレッシャー、製品リリースまでの「死の行進」……それでも、やがて訪れる「人生最良のとき」。

いわゆるヲタクなマイクロソフティたちの対極的存在である体育会系プログラマー(いるのねそんな人)カトラー。結婚生活は早々と破綻し、仲間とのスポーツを楽しみ、荒々しくチームをまとめ(…というかまとまるわけがないメンバー)、なおかつ最前線でコーディングもする。デバッグ作業中のヒマつぶしに「NT開発ストーリーを映画化したとしたら、そのキャスティングは?」というヨタ話をするシーンがあって、カトラーはジャック・ニコルソンだそうな。彼が上司だったらたまらん(バディでバンカラなカトラー・チームに反発する女性にも一章さかれている)。

そういう強烈なキャラクターのカトラーをはじめ、負けず劣らずの個性的なメンバーたちそれぞれに綿密な取材をした、よくもまぁマイクロソフトが許可したな、というセキララな内容。

OSという複雑きわまりない巨大なプロジェクト開発は、このようなワーカホリックの存在無しには到底完成までたどり着けないものなのだろう。

★★★
友人と会う予定がキャンセル。
ゆっくりできるかな、と思ったがなんだかんだある。
午前中はほとんど梱包職人状態。

昼イチで裏山でとったタケノコを土地の所有者へおすそわけ。自分の土地でもないのにおすそわけもないものだが、その土地は現在ウチが除草などの管理をし、ゆくゆくはウチが買い取る、という話が進んでいる。しかし金がないためなかなか話がすすまない。

そこでお茶をいただいたが、やっぱりその話になった。
自分が決める話ではないので、「義父につたえますぅ〜」とブリブリ嫁モードで辞す。

夜、その件で家族会議(の、ようなもの)をする。
将来を思うと暗い話の展開。

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