ISBN:4101248044 文庫 藤原 正彦 新潮社 1994/06 ¥460

ケンブリッジ大学クイーンズ・カレッジに招聘され、1987年から一年間家族ぐるみで生活した数学者の生活記。家族、隣人たち、教授陣、生徒たちとの交流・軋轢を語る。

特に教授陣の変人めいたジェントルマンぶりは、大学にいる他の外国人たちも辟易してしまうのがおかしい。

著者は新田次郎と藤原ていの息子。古武士の風格と豊かな国際性が同居しており、だからこそたった一年でも幅広く豊かな交友関係を持てるのだが、そこが裏目に出ることもある。幼い次男が学校で虐めにあったとき、著者は「男子たるものやられっぱなしとは何事か」と励ますが、問題はレイシズムと英国社会のひずみを背景にしたもので、彼の励ましは次男を無駄に苦しめる結果となる。結局校長に直談判してあっさりと解決するのだが、自分の大学での学問の闘いに疲弊し、次男にもそういう闘いを押し付けていた、と認めることとなる。

大小さまざまなトラブルが起こるのだが、そのたびに交わされる熱い著者と冷静な夫人とのバトルがいい味出してます。
(道で出会ったモヒカン男とにらみ合い、ついに相手に道を譲らせたあと)
「日本が勝った」と帰宅してから意気揚々と妻に報告すると、
「あなたもモヒカン程度ということよ」

★★★
目が冴えて少し早起き。
梱包を終えてから買い物へ行く。美味しそうなアイスクリームをつい買ってしまったが、冷凍庫にいれようとするとぎっしりで入らない。こんなにぎっしりなのに買い物をするのは間違ってる!イカン!と思ったが保冷剤がやけにスペースを占めているのに気づきアイスクリームと入れ替える。

昨日の仕入れを処理にとりかかる。明日終える予定にする。

暑くてノらないので、「現貴乃花親方と輪島が激似!これはもしや…」というネット上の噂について、実家の母親に電話してしゃべる。市外通話でワザワザ話す内容か、とセルフつっこみ。

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