ISBN:4167131064 文庫 伊丹 十三 文芸春秋 1986/07 ¥460
画像がなかったから写真をアップ。
伊丹十三自身が頭髪の悩みを抱えていたのでしょうか。「脱毛」に関する項目の面白さったらない。明治・大正時代の雑誌のようなレイアウトやタイトルに仕立てているのがまたをかし。
俳優仲間の夫人たちに「夫の頭髪の具合」を夫人・宮本信子にインタビューもさせている。
成功せる職業婦人四人が語る夫(ハズ)の抜毛!!
女同士の気易さにツイ話が弾み四人はいつしか夫の頭髪の秘密をぶち撒けて了った。
●宮本信子より石立鉄男夫人吉村実子嬢への電話 より
(のぶ)アノ、鉄なんてサア、上から見るとサ、鳥渡ホラ…
(じつ)凄いワヨ。鳥渡なんてそんなお世辞言わなくても。
中略
(じつ)(育毛剤を)何の壜だか判ん無い様にマジックで消しちゃってサ、全然判ん無い様に為て並んでるわヨ。
●宮本信子より篠田正浩氏夫人岩下志麻嬢への電話 より
(しま)宅は豊かだから(笑)大変毛髪が豊かだから、心配有りませんって書いといてヨ。
(のぶ)じゃア、全然心配無いわネ?何か付けてる?
(しま)何か…って…ヘアトニックか何か付けてるみたいヨ
(のぶ)みたいって、貴女…(笑)
(しま)然うなのヨ、良く知らないのヨ(笑)。
こんな調子でえんえんと。
どこから読んでも可笑しくてタメになる本。
★★★
朝イチで買物。
ミネラルウォーター、スポーツ飲料、もち、しょうゆの大瓶とクソ重たいものばかり買う。
午後、集中してとりかかり、仕入れのテキスト処理かんりょー。
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談話の活字化に於ては日本一と定評ある著者が、文豪名士の脱毛の悩み告白、ベテラン主婦のお産体験談、天皇のステテコ姿目撃談等人事の滑稽と悲惨を抉る名筆記録
伊丹十三自身が頭髪の悩みを抱えていたのでしょうか。「脱毛」に関する項目の面白さったらない。明治・大正時代の雑誌のようなレイアウトやタイトルに仕立てているのがまたをかし。
俳優仲間の夫人たちに「夫の頭髪の具合」を夫人・宮本信子にインタビューもさせている。
成功せる職業婦人四人が語る夫(ハズ)の抜毛!!
女同士の気易さにツイ話が弾み四人はいつしか夫の頭髪の秘密をぶち撒けて了った。
●宮本信子より石立鉄男夫人吉村実子嬢への電話 より
(のぶ)アノ、鉄なんてサア、上から見るとサ、鳥渡ホラ…
(じつ)凄いワヨ。鳥渡なんてそんなお世辞言わなくても。
中略
(じつ)(育毛剤を)何の壜だか判ん無い様にマジックで消しちゃってサ、全然判ん無い様に為て並んでるわヨ。
●宮本信子より篠田正浩氏夫人岩下志麻嬢への電話 より
(しま)宅は豊かだから(笑)大変毛髪が豊かだから、心配有りませんって書いといてヨ。
(のぶ)じゃア、全然心配無いわネ?何か付けてる?
(しま)何か…って…ヘアトニックか何か付けてるみたいヨ
(のぶ)みたいって、貴女…(笑)
(しま)然うなのヨ、良く知らないのヨ(笑)。
こんな調子でえんえんと。
どこから読んでも可笑しくてタメになる本。
★★★
朝イチで買物。
ミネラルウォーター、スポーツ飲料、もち、しょうゆの大瓶とクソ重たいものばかり買う。
午後、集中してとりかかり、仕入れのテキスト処理かんりょー。
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