ISBN:4896914694 単行本(ソフトカバー) 山本 弘 洋泉社 2000/06 ¥1,575

「1999年7月、空から恐怖の大王が…」
全国のイタイケな少年少女を怯えさせた罪つくりな大予言。
しかし世界の終末はこなかった…それから1年、あの大予言がらみの一部始終を「と学会」会長が総括!

「1999年に世界は滅ぶから貯金はしない」という人の話を聞いたか読んだことがあるが、過ぎてしまえば非常に馬鹿馬鹿しいこの騒動、歴史を振り返っても世界各地でいくども繰り返されてきたペテンである。いい加減な「解読」、つじつまの合わない「解釈」、あからさまな間違いでも、人は簡単に騙される。

本当に恐ろしいのは、終末予言を声高にとなえる人物の暗い欲望(自分を認めない世の中など滅んでしまえばよい、災害で大勢の人々が死んでしまえばよい、etc...)、そしてそんな人物が無責任に撒き散らかす“予言”とやらを疑問・疑念も持たずに妄信してしまう自分たちの愚かさなのだ。

これからもこんな“予言”は手を変え品を変え、いつでも湧いてくる。愚かな失敗を繰り返さないためにも、騙された過去の検証としての本書の必要性は高い。

昔読んでいた子ども向けオカルト本のなかに、大雑把なグラフとおどろおどろしい挿絵つきで「現代の奇病!脳が溶けてゆく…!」「脳が溶ける奇病が年々増加してゆく…!」なんてのがあった。十数年後、「これっていわゆるアルツハイマーのこと?」と突然思い出して気付いた、イタイケだった自分(恥)。

★★★
いつもは月曜に行っている西方面の仕入れへ今日行く。

いつものランチの店が、改装のためしばらく休業、と知りがっくり。仕方ないので安めのファミレスへ行く。

妙に全身がダルい。

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