ISBN:4102900578 文庫 大泉 実成 新潮社 2000/12 ¥670

マンガ家版“あの人は今”。
中学生時代に「エホバの証人」から脱会した過去を持つ、カルトには一家言ある筆者による丹念な取材。

ふくしま政美。
昭和51年に週刊少年マガジンを読んでいた人は絶対覚えているはずの「聖マッスル」。早すぎた「北斗の拳」というか、全編過剰な筋肉と異様な擬音まみれの悪夢のような漫画だった。雑誌のコラムで「(連載当時)友人がマッスル嫌さにマガジンからサンデーに鞍替えした」とあり、さもありなん。ふくしま政美の生い立ちから取材し、暗く破滅的な人生が明かされる。離婚した夫人は聖母のような女性だが、今風に言えば「共依存」というヤツではないかと。

山本鈴美香。
ご存知、教祖になってしまった漫画家。「父の娘」という概念のグロテスクな実物見本のような女性。あまりにも強烈な父親にとりこまれ、巫女として生きるしかない人生のようだ。「エースをねらえ!」などのメジャー作品も、そう思って読めば後年のヤバい片鱗がうかがえます。

オマケの、鳥山明 エホバの証人信者疑惑調査。
さんざん張り込みしたあげく大ハズレでした、ちゃんちゃん。というオチ。
引っ張るのがウマイわ、この筆者。

★★★
玄関にできていた例の蜂の巣。
昨日からなんと多数のスズメバチが襲来。巣の幼虫をエサとして略奪してゆく。巣の兵隊ハチが必死の防戦をするも、あえなく一匹、また一匹と倒されてゆく…。

…それはそうと、危なくて玄関から出れねーっつーの!

仕方ないので勝手口から出て、西へ仕入れに出かける。

帰宅すると、戦いは既に終っていた。
死屍累々。
「エイリアン2」がなんか観たくなってきた。

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