マーラー

2005年9月16日 映画
DVD ハピネット・ピクチャーズ 2003/11/27 ¥4,935

作曲家の生涯を真面目に知ろうと思って観てはいけない映画。

笑えるのが、マーラーが音楽界での地位を得ようと、ワーグナー亡き後権威ある存在だった未亡人コジマに取り入ったことを象徴したミュージカル(?)場面。

見渡す限りの荒涼とした岩場の高台に音楽界の女王コジマが君臨(レーザーラモン住谷そっくりのレザーファッションでキメてます。ワーグナーといえばナチス。ナチ親衛隊をイメージしているわけですが。いいのか?)。ダビデの星をかかげて近寄るマーラーに、彼女は洞窟の竜退治を命じる。ヨレヨレになりながらも目的を果たしたマーラーはコジマと手をとって合唱。高らかに流れる「ワルキューレ」♪二人で力をあわせてお金儲けをしましょう♪天から大量の金貨が降ってくる。

そこで一転現実のシーンになり、部屋中マリア像だの十字架だのカトリック・グッズでいっぱいになった部屋を見渡し、あきれ顔のマーラーの妻。
マーラーはユダヤ人なのに、カトリックに改宗までしてコジマに媚びたらしい。

他にも「ベニスに死す」をパロったシーン(例の交響曲五番第二楽章が流れ、セーラー服の少年が遠くを歩いている)もあり、いかにもケン・ラッセルらしい悪ノリが頻出。

常にヘンな映画ばかり撮る監督。

ケン・ラッセルがチャイコフスキーを主人公にした映画があったけど、どうやらビデオもDVDもないようで残念。彼の交響曲「悲愴」をBGMに、女性とはプラトニックな関係しかもてない彼の悲(喜?)劇(一方的にのぼせあがって結婚した妻は欲求不満で発狂する)が、真面目なんだかフザケてるのかわからないシーンの連続で描かれていた。どうでもいい役に凄い美貌の双子兄弟が配役されていたり、マニアックな視点で映画を観る人間には(アタシだよ)タマリません。

★★★
買物をはさんで、昨日の仕入れを途中まで。
携帯メールの頻繁なやりとりが昼から必要になり、時間をとられる。自分はキーボードに馴れているので、携帯メールは苦手。チェックもあまりしないので、パソコンにメールをもらうほうがよほど早く受信していることが多い。

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