ISBN:4150502811 文庫 岡田 靖史 早川書房 2003/08 ¥735

昨日の続き。
ひどい翻訳にもかかわらずやっぱり面白かった「ホロコースト否定論者の嘘を暴く」。

数年前、雑誌「マルコポーロ」廃刊騒ぎで知った否定論だったが、いったい彼らがなにを根拠に「ユダヤ人虐殺計画はなかった」「ガス室での処刑はなかった」と主張できるのか、肝心の雑誌がとっとと書店回収されてしまったため長いこと謎だった。

このたび本書によって理解したのは、結局、ホロコースト否定論を覆す証拠・証言・資料は“無いことにする・または都合のいいところだけ前後の脈絡関係なしに引用する”という姿勢が貫かれているからということ。そりゃ、自説に都合の悪いことは全部無かったことにしてしまえば、どんな荒唐無稽な主義主張も可能だわな。

この本にはふれられていないが、「アンネの日記」偽書説まであるらしい。その根拠はオリジナルの原稿に戦後発明されたボールペンの書き込みがあるから。ボールペンの箇所は戦後の他人による書き込みである、という反論があるが、偽書と主張する人たちははもちろん無視している。

ただ、ホロコースト否定論者にも一部の理があり、それは殺されたユダヤ人の大まかな数字が通説より縮小されたことであると、公正な著者は述べている。そのあたり、南京“大”虐殺説の論争にも同じような論点があると思った。

★★★
梱包で朝から手間取る。
一段落させたとき、夫がカメラのレンズをヤフオクで落札するからあとお願い、と言われる。メールや振込みの処理など全部自分がすることになっているのだ。また高い買物をしたのね…。

やっとこさ買物を済ませるともうお昼。
午後に昨日の仕入れの処理をはじめから終わりまでやりとおす。

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