解剖学の草創期を生きた明治の人。妻は森鴎外の妹喜美子。小松左京曰く、「星 新一の幼年期は、おばあさまのところへ行っては文学に親しみ、おじいさまのところへいってはガイコツとたわむれ」

鴎外のあとを追って日本へやってきたドイツ女性を説得して追い返す役目も果たしたそうな(鴎外ってばヘタレ男…)。

関ヶ原合戦頃までさかのぼる小金井家の系譜もたどり、幕末・明治の時代を生きた祖父とその周辺の人々を丹念に記した味わい深い作品。

長らく絶版だったのが文庫化されて発売。自分がもっているのはハードカバー上下二段組の分厚い本で、見返しに「星 新一」とサインがある。古書店100円コーナーで買ったのでサインの真偽は不明。例の「ホシヅル」が描いてあったらホンモノかもしれないが。

★★★
昨夜編集しようとしたらこのサイトが開かなかった。
最近習慣にしているのでこういうことがあるとスッキリしない。

夕食:干しアジ?焼き、もずくときゅうりの酢の物、麻婆豆腐
一日経っているとメニューがなかなか思い出せないっつーの。
芥川龍之介「地獄変」・江戸川乱歩「お勢登場」・菊池寛「藤十郎の恋」・山本周五郎「松風の門」・泉鏡花の「天守物語」。
凄みのある絵にうっとり。この絵では「天守物語」のラストを原作通りの大団円にするのはそりゃ無理だ。

★★★
明日は車検なので、西へ遠出して仕入れ。
いつものランチを相変わらず堪能する。いつ飽きるのだろうか。
未処理の仕入れが先週分とあわせて山。ノートつけ、写真撮るだけはなんとか終える。

夕食:トンカツ、鍋の残り
翻訳家の筆者が、いろいろな料理本(原書)から紹介するレシピ。

いろいろな趣旨の料理本が紹介されていて、筆者にぜひ翻訳していただきたいと思ってしまう。世界田舎料理大全、戦争中のイギリス料理、手っ取り早いヴェジタリアン料理、…

「The Not So Retiring Cook」という、60歳以上の著名人100人がそれぞれ好きな料理の作り方を伝授するという本もぜひ読みたい。
英国の慈善団体の企画本なので、おおむね真面目なレシピが寄せられているが、やはりお国柄でこんなのも↓
あるユーモア作家が語るヨークシャー・プディングの作り方。
1. 女房にヨークシャー・プディングを作れと命じる。
2. パブで二時間暇つぶしをする。

★★★
買い物、ついでにちょこっと仕入れ。
昨日の仕入れもぜんぜん手付かずで放ってあるので、帰宅してから一部処理。
玄関のチャイムが壊れたので、新しいのにつけかえてもらう。この家が建ってから使っているものだそうで、いい加減寿命ということだ。
試し鳴らしをすると、犬が来客かと思って吠えた。面白いのでからかって遊ぶ。

夕食:鍋、ほうれん草の胡麻和え
日本ではあまり有名でない1920年代から50年代にかけて欧米で活躍した女性20人を紹介した本。
各々の名セリフを各章に挙げているのだが、のっけからこれ。
「私の人生がもし不幸だったとしたら、それはわたしの美貌ゆえだ」
ヒロインは金髪!という当時のハリウッドの定番を覆す漆黒の髪と美貌と“みだらな”男性遍歴で話題となったヘディ・ラマーという女優のセリフ。ははーっとひれ伏すしかないというか何というか。
一筋縄ではいかない女たちの人生に圧倒される。

★★★
いつもの実家のある市へ。
なかなかよいものにめぐりあえない。
ピークには万超えしたっけな、というブツをまた見つける。今なら800円ぐらいでしか売れないだろう。もしくは売れないかも。でも、購入。

実家で週刊誌を読んでいたら、「昭和29年は電気洗濯機が急速に普及した年で…」という記述があった。母親にウチが洗濯機を買ったのはいつ?ときくと昭和40年過ぎていたと。父親は自分が欲しい電化製品(冷蔵庫とか)はすぐ買うくせに、自分が使わないモノはいつまでも買わなかったという。電気掃除機を買ってもらうまでの道のりも険しかったそうだ。そういや、台所流しのガス湯沸かし器も、父の死後に引っ越したアパートで初めて使ったなぁ。
「ひっどーいなぁ、お父さん!ちょっと聞いてる?」と仏壇のカネをぢんぢん叩いてやる。

夕食:たらのムニエル。あとは昨日の残り。
最近、豊かな現代で暮らしていることを感謝している(われながらババ臭い)。
現在都会に暮らし、田舎に家・田畑と老いた親がいる人が、いつかは直面する問題を語った本。著者自身がそういう立場なので、切実さと、でもとりあえず今はなんとか…という曖昧さがそのまま書かれている。

なにもかも不便な土地事情、田舎の家やつきあいをキープする大変さ、こういうことがあるからそもそも田舎から人は逃げ出し、さびれるわけで。

自分は配偶者の視点で読むので、なんとなくすっきりしない読後感だった。

★★★
市内で仕入れ。
2度外出してあれこれ用事をこなす。1度で済ませたいのだが、昼食時にいったん家に戻らなければならない。

仕入れ処理をおわったころ、恒例の片頭痛発作がやってきた。明日ぐらいまで続くだろう。

夕食:豚汁、厚揚げの煮物、鯖の塩焼き、青梗菜・ちりめんの卵とじ。

武士の家計簿

2005年2月3日 読書
加賀前田家の会計係・猪山家の詳細な家計簿から考察する、武家の生活と歴史。

緻密な計算能力を買われて「算用者」の役についた猪山家。幕末から明治にかけての激動のときを、その計算能力で乗り切ってゆく。どんな時代でも、働くためには教育がいかに大切かということがわかる。あとがきの最後の文→「自分の現状をなげくより、自分の現行をなげき、社会に役立つ技術を身に付けようとした士族には、未来がきた。…確信を持って静かにいえる。まっとうなことをすれば、よいのである。」じ〜ん。まっとうな努力を怠っちゃいかんよ。

★★★
歯医者。先週削った歯は完了。でもまた来週別の歯の治療だとさ。

食料品の買い物ついでに節分の豆を買う。

節分は夫の誕生日だが、特に何もしない。
夜、夫の父がケーキを買って帰ってきた。よかったな、夫よ。祝ってくれる人がいて。

夕食:節分はいわしを食べるそうで(知らなんだ)スーパーにいわしコーナーができていたが、自分はどうでもいいので、値引きされていたアマサギを買って、てんぷら。
惣菜のコロッケ、もやしとかいわれの和え物、味噌汁。
乳幼児突然死症候群(SIDS)で死亡したとされる赤ちゃんは、実は殺されていた。しかも逮捕されたのは父親だった。この事件を執念で突き止めた気鋭の判事は、これはおぞましい事件のほんの一端に過ぎないと気づく。SIDSの権威ある論文の症例として、5人ものこどもを次々にSIDSで亡くしたとされていた母親の罪が20年の歳月を経て暴かれる。

母親は「代理ミュンヒハウゼン症候群」と名付けられる、自分の代理となる人間に危害を加えることで、自分に注目を集め喜びを得る人物だった。殺すことで、夫の愛を独占でき、しかも悲劇の母親として世間の同情や高名な医師の注目を集めることができる。

彼女が5人もの子殺しの被告として裁かれている間、「注目を集めて嬉しそうだった」という身内のコメントに戦慄。

夏になるとかならず車の中で放置され、死ぬ乳幼児の事件が報道される。親がパチンコに熱中して〜などと言われるが、かなりの割合で意図的な殺人なんだろうな。

★★★
朝に「しなければならないこと」リストをメモってから行動。リストはすべてクリアでき、仕入れ処理も全部終った。充実感。しかし肩がこった。

夕食:カレー、ゆで卵、レタスちぎっただけ〜、鯛のあらの味噌汁
政府やメディアの「男女共同参画が進めば少子化が止まる」が嘘だということを検証。「男女共同参画」を推進するために、統計データをいい加減・デタラメに操っているということを指摘する。
著者あとがきの、「男には、負けるとわかっていても戦わねばならない時がある」(キャプテンハーロック)という気概で主張する姿勢に笑いつつも感動。

ところで、少子化というと合計特殊出生率=女性が一生涯に産むこどもの数、というデータが必ず登場する。いつも思うのだが、これの男性版ってないのかね。男性が一生涯に孕ませたこどもの数。戸籍データからでも自己申告でもいいからさ。少子化の原因を女性側だけのデータで語るのは偏ってる。

★★★
郵便局以外、どこへも出かけず家で仕事。でも寒いのでじっとパソコンに向かっておれず、あれやこれやとうろうろするので能率が悪い。たまった仕入れ処理があまり進まず。
ちゃんと優先順位で予定を立てて、物事をこなさないと一日に充実感がない。

夕食:豚肉ともらってきたサラダ菜の炒め物、高野豆腐&卵、塩鮭のステーキ、しじみの味噌汁。

父の暦

2005年1月31日 読書
父親へのわだかまりで、ずっと故郷鳥取を離れていた主人公が、父親の葬儀で帰郷する。忘れていた父の一面、父と母・姉・伯父、両親を決裂させたきっかけとなる鳥取大火(昭和27年)、父の再婚、主人公の上京。日本の高度成長期を背景に、変化してゆく家族の思い出が通夜で語られる。
自分の世代とは10年以上違うけど、自分の子供時代や、若かりし時代の両親、もうこの世にはいない人たちのことが思い出されるノスタルジックなコミック。

★★★
雪がまだ降らないので、いつもは火曜日に行っている市へ、今日出かけて仕入れ。土曜日の分とあわせて仕入れがたまる。明日はどこへも行かず、仕入れ処理をするつもり。
今月はいままでの売り上げ最高を更新した。喜ばしいことだが、正月を休まずに売ったことだけのことかもしれない。それに来月はダウンすることが予想されるので(そもそも日数が少ない)、来月に備えておこうと思う。

夕食:蛸・きゅうり・もずくの酢の物。ししゃもを焼く。しめじ・白菜・ねぎの味噌汁。昨日の残りがかなりある。
Web日記第2弾。今回は通常の日記+書評に加えて、怒涛のマンション購入記と、断食ダイエット日記がついて盛りだくさん。

蔵書場所確保のためにマンションを衝動買いし、本の山に囲まれて仕事している著者に大変共感。でもこれだけ美味しそうな食事を大量に食べて、デスクワークしてりゃ痩せないよ。著者のダイエット成功を祈る。

★★★
夫と買い物。
ちと気合が入れたくて、ふだん行かないファッションコーナーをぐるりとまわる。今日は何も買わない。食料と、夫は熱帯魚を購入。

寒波がじわじわと迫ってきて、雪がちらつく夜だが、犬は「いつでも散歩OK」とポーズを決めている。ご期待にこたえていつものコースを2周。

夕食:刺身(姑の)、惣菜のトンカツ、ほうれん草の胡麻和え、鍋の残りの鴨と白菜・豆腐で味噌汁。あと姑と私がそれぞれ作ったり買ったりしたあれこれが並ぶ雑多な食卓。
ドイツの小領主の娘から大ロシアの女帝になったエカテリーナの伝記。ロシア語を学び、改宗し、姑にあたる女帝エリザヴェータや、低脳の夫に仕え、…と結婚前後の数十年はひたすら忍従の日々。同時代の(もうちょっと後だけど)マリー・アントワネットがいかに能天気な娘だったか、なんて比べちゃ気の毒なくらいレベルが違う(共通点っていったら外国から嫁いだこと、結婚当初に夫が不能だったことぐらいか)。
んで、従順な嫁として仕えつつも、虎視眈々と自分が専制君主となるための準備は整えていた。読書・外交・男出入りまですべて玉座への踏み台。

ところでこの伝記は、あまり出来がよくない。
池田理代子による同名のコミック作品と併せて読むと人物像がよく捉えられるように思える。

★★★
実家のある市で仕入れ。
来週から寒波が来る。来週の仕入れが危ぶまれるので、ちょっと無理して多めに仕入れる。

夕食:タラのムニエル。玉ねぎとじゃがいものかき揚。昨日の豚汁の残り。
ゴージャスな気分に浸りたいときには名香智子のコミック。
主人公は常にブルジョアか上流の優雅な階級に属し、美貌と財力と知性の持ち主。ありがちな「ビンボー人(の描き手)が想像したお金持ち」ではない。

美貌と財産、優秀な(当然美形の)こどもたち。すべてをもった理想の未亡人・月光寺蘭子が主人公のシリーズ。
でも「マダム・ジョーカー」というタイトルの意味が未だにわからないんですが。

★★★
あまりに天気がよいので買い物に2度出かける。梱包用品を購入。

夕食:豚汁、鯖ごまだれ、厚揚げの煮物
アナスタシアの謎ファンなので購入。半額での購入だけど。

ニコライ二世一家のものとされる遺骨のDNA鑑定結果にはまだ異論があり、謎が尽きない。アナスタシアを名乗ったアンナ・アンダーソンのDNA結果は別人という判定だったのだが、鑑定結果の詳細は公表されず、本人であるという説も未だ尽きない。現在のヨーロッパ王族たちにも深く関わる問題だけに、真実が隠蔽されているという陰謀説がぬぐえないのだ。あ〜面白〜♪

皇太子時代のニコライが、日本で暴漢に斬り付けられたときの血痕のついた布が、DNA鑑定の資料として提供されたらしいが、役立ったという記述の本と、古くて役に立たなかったという記述の本と両方あるんだけど、どっちやねん。

★★★
歯医者。麻酔打たれて削られる。仮埋めのプラスチックがうっとおしい。
ノートパソコンにソフトをインストールしたら、このパソコンでは使えないことがわかった。削除しようとしてもできなくて、結局レジストリをいじって削除する羽目に。こういうことをしてたらどんどん時間が経ってしまう。

夕食:きゅうりともずくの酢の物。大根おろしに缶詰いわしをブチ込む。ウィンナ炒め。じゃがいもと玉ねぎの味噌汁。
写真を添えた家族の食卓調査。
お菓子を朝食にするなど食事の乱れがセキララに暴かれる。

…って、「ほ〜ら、こんなにヒドイでしょ、最近の主婦は」とでもいいたいのだろう調査結果の羅列なのだが、調査する側の基準もちょっと変。理想の朝食は「旅館の朝食」だとか(ああいうのが一般的な家庭の朝食だった時代っていつよ?)、納豆は朝食に食べるものだ、とか。

確かにこりゃひどいワ、という食卓オンパレードの本だが、これほど簡単に多彩な食材・加工食品・外食が食べられる時代はかつてなかったという現実を思うと、仕方のないことと思う。

★★★
大量(当社比)発送。
終ってすぐ昨日の仕入れ処理。
今夜は雨・雪が降っていないので、2日ぶりに犬とお散歩。10年同じコースを同じ犬と歩いている。
日テレNNN24「ネット中毒」録画してあったのを観る。予想通りのネット依存者が登場していたが、「ネット世界に埋没するあまり多重人格となり、新たな人格が消費者金融で借金をした」という箇所で「おいおいおい」と思い、この本を再読。

心理学書でまことしやかに語られる症例をメッタ斬りの本書。いわゆる“心理学業界”は日常の些細なことに無理矢理病名をつけて「医源性の」病気をつくりだしている。フロイトの提示する「抑圧」「投影」「昇華」という基本概念からして実証性に乏しいものであると立証していく。

特に「多重人格」には1章をさいて、作家や脚本家が生み出した幻想にすぎないと論破し、あまつさえ犯罪者が罪を逃れるための意図的な隠れ蓑としようとした実例をあげている(日本にもいるな)。

幼いこどもが花瓶を割って、「ボクじゃないよ、よその悪いコがやったんだ」そういうようなものである。
その理屈で借金したり、人を殺されたりされちゃタマラン。

アカデミックな世界ではトンデモ扱いされている概念が、さも正式な病名のように紹介されてしまうのは、真に受ける阿呆を増長・増加させちゃうんじゃないの?

★★★
いつもの仕入れ。アート写真集をまとめて売り払った人がいたらしい。ありがたく買う。
今夜は20冊売れたので(単価は低いけど)、メール処理が大変。先週からの取り置きの人もいて、間違えないように気をつけながらの作業なので、余計に時間がかかった。

物は言いよう

2005年1月24日 読書
政治家・マスコミの「セクハラ問題発言」を検証。

フェミ的にはヤンヤの喝采本…なんだろうけど、どうも最近この人の本を読んでもあまり面白くなくなってきた。この人の揶揄文体に飽きた、のかもしれない。
斎藤美奈子は、常に鋭く対象を揶揄しているが、自身の気に入ったもの、好きなものはいったい何なんだろう。世に毒舌評論で知られる人々はまた、褒めるものも全力で褒める。でも彼女はさんざん他人をあげつらっておいて、じゃ、アナタは何が好きなの?という疑問に答える著作はない。それは斎藤美奈子の芸ではない、といえばそれまでだが。

読了後、Amazonで売っぱらう。

こまごました用事をまとめた片付けるため、リストメモを作ってから出かける。こうするとなんだか無駄無く行動できたような満足感がある。
午後は前回、医者の手違いで受けられなかった検査を再度要請。
夕刻までひたすら土日仕入れの処理。

夕食:たらのムニエル、豚肉とピーマン炒め、豆腐を入れた鯛のあら汁、マカロニサラダ。
「魔法使いの台所」を発掘したので、明日の買い物の参考にしようっと。

刑務所の中

2005年1月23日 読書
銃刀法違反で服役した花輪和一による、ム所生活のたんたんとした過ごし方。三度三度の食事、バランスのとれたいいモン食ってます。描かれる刑務官たちに父性的なイメージを感じるのは、自分の亡き父親が刑務官だったせいもあるのかな。この本、父親が読んだら面白がっただろうな。

新聞に載っていた白鳥のたまり場へ、寒風吹きすさぶなか観に行く。
白鳥たちは会話してるね。言い争ったり、いっせいに盛り上がったり、いろいろ情報交換してるんだろう。来年もまた来てください。

自分は仕入れ、夫は中古ゲームを購入。

夕食:チャーハン、味噌汁、昨日の残り
何年も前に購入しているのに、ぜんぜん使いこなせていない。というか在庫の山に隠れてしまって簡単に出せないのだ。
婦人之友・羽仁もと子発案による計画的な家事・家計管理法は、最近特に気になっている。きちんと実行できたら素晴らしいと思う。少しでも実行できることが今年の目標なのだ。とりあえずこの本を明日「掘り出」そうっと。

いつもどおり実家のある市へ仕入れ。
母親にこないだの「日暮らし」と「さいごの恐竜ティラン」を渡す。

帰りに叔母の家に寄る。叔母がかつて婦人之友「友の会」に入っていたことを初めて知る。その思い出話や、計画的な貯蓄の助言を受ける。こちらからは、叔母が勉強中のExcelトレーニング本で行き詰まっていたところを解決してあげる。

とかなんとかしているうちに日没。
あわてて帰って、塩鮭を焼き、できあいの餃子を焼き、薄揚げと大根の味噌汁をつくる。あとは昨日の残り。
やっと読了。
次から次へと女性が言い寄ってきて、いとも簡単に「寝て」しまう主人公になど断じて共感できない!という「村上春樹」批判が白眉。どういう論点であれ、村上春樹批判はタブー視されているそうで、本書も書評では黙殺同然だったと別のところでふれていた。
ドストエフスキー「罪と罰」主人公も同じことで批判されていて(母・妹・友人・娼婦・判事などがわらわらわらとよってたかって主人公を構う)「モテ男」主人公を断罪する筆者の期待通りのルサンチマン芸に満足。

友人と待ち合わせてランチ&お茶。
友人から彼女の母親の度を越した言動の悩みをきく。それは呆けとはいわないまでも老化現象の現れではないの?と言う。こんな答えでも彼女にとっては有効なアドバイスになったらしい。

ある程度事情を知っている友人・知人に話すと、なんでこんな簡単なことがわからなかったのか、と急に目の前の霧が晴れたような気分になることがある。自分も過去に幾度かそういう体験をした。いつまでも自分の心を悩ますことがあったとき、それを誰にも言わないのはよくない。
なんでもかんでもすぐしゃべりまくるっつーのもヤだけどさ。

今日は買ってきた惣菜でまかなう。メンチカツ、白和え。酢の物と味噌汁をつくる。
夫とこどもをいっぺんに亡くした草食恐竜のお母さんが、みなしごの肉食恐竜ティランを卵から育てる。幸せに暮らす母子だが、やがて地球環境が激変し…

立ち読みしてたら涙が出てしまってですねー、買ってきて家で読み返したらまた泣けてきましてですねー。こうもたやすく泣けるようになってしまったのはやっぱり老化現象?

買い物と一番近い店で仕入れ。
ついでに不良在庫を売り払う。1年間出しっぱなしでもある日突然売れたりするのだが、なんとなく自分で見切りをつけて整理している。

夕食:昨日のキューピー3分クッキングでみたメニューをいいかげんに思い出してつくる。寒ブリとネギの炒めもの、レタスとハムのサラダ、厚揚げの煮物、具を省略した鍋。

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