マイル

2005年8月7日 日常
「ネットマイル」というポイントサイトを始めて1年ちょっと。ひたすらクリックに励んでいたら、それなりに貯まっていた。

現金2,500円に換金もできたんだけどねぇ。

夫のAMCマイルに交換してやった。有 り 難 く 思 え

ほかにもいくつかポイントサイトに入会しているが、さすがに1年以上チマチマとやっているとそれなりに貯まるもんだ。どうせ普段からパソコンの前にいる生活ならではの小遣い稼ぎ。
DVD 角川大映映画/ジェネオン エンタテインメント 2003/07/25 ¥4,935

アメリカン・バレエ・シアターを舞台とした、バックステージドキュメンタリー。

ダンサーやディレクター、裏方、事務のおばちゃんたちなど、華やかな舞台にかかわる成員がそれぞれ、たんたんと日常を送るさまが描かれる。

アメリカーンだなぁと思ったのが、レッスン場で「ライモンダ」のソロを踊るダンサーに、仲間が口笛吹いたりして盛り上げるところ。トリプルが決まったり、見せ場の連続回転などで拍手喝采。ノリノリです。遠征公演の合間に海水浴をしたり、遊園地で遊んだりする珍しい(?)場面も。それにしても柔軟命!のダンサーたちは廊下でもどこでもあっちこっち寝っころがってストレッチをしている。うっかり踏まれたりしそう。

誰もいなくなってガランとしたレッスン場で、掃除のオジサンがひそかに踊るマネをしていたり、事務のオバちゃんが(といっても偉いヒトなのだが)劇場主催者に激しく抗議の電話をしたり。舞台には見えない大勢の人たちも汗水たらして働いている。

★★★
蒸し風呂のような天気。
雷雨がきて、そのときだけすこーし涼しくなる。

予定通り仕入れ処理終了。
自分も寝っころがって少しストレッチ。
DVD アミューズソフトエンタテインメント 2004/12/24 ¥3,990

エドガー・アラン・ポーの怪奇幻想小説を、ロジェ・ヴァディム、ルイ・マル、フェデリコ・フェリーニといった、ヨーロッパの巨匠たちが映画化したオムニバス映画。昨今の即物的な演出のホラー映画と違い、独自のビジュアルとシチュエーションの連続で、見る者の感情をひやりと刺激する。
第1話「黒馬の哭く館」(ヴァディム監督)は、放蕩三昧の生活を送るジェーン・フォンダの女当主の退廃的な美しさが強く印象に残る。また第2話「影を殺した男」(マル監督)は、ドッペルゲンガーという題材を巧みに映像化したテクニックにうなる。だがやはり第3話「悪魔の首飾り」こそ、本オムニバス映画のラストを飾るに相応しい。フェリーニ監督がよく用いる、撮影のバックグラウンドを見せ、その昆純と混乱にさらされた主人公の精神の崩壊をじわじわと描いている。悪魔の象徴として、毬を手にした美少女の姿が、時折登場するが、その美しさ故の強烈なインパクトは「世にも怪奇な物語」という恐怖映画そのものを象徴しているかのような存在だ。


それぞれの主演俳優の耽美的な美しさを堪能するだけでもよいかと。

ジェーン・フォンダは当時の夫、ロジェ・ヴァディムに仕込まれて退廃的エロエロな雰囲気満点(どーでもいいけど配偶者でキャラクターを180度変えた女優だ)。コスチュームも時代考証無視でひたすら耽美を追求。彼女が演じる女領主が邪まな愛憎を向ける相手を演じるのが実の弟ピーター・フォンダ。美貌の姉弟が演じてると思うといかがわしさ倍増。

アラン・ドロンの演じる第二話は、(また例によって小学生時代)TVの洋画劇場で観てトラウマ。おかげで本格的にうなされそうな第三話は記憶に残っていなかった。

鞠を持つ不気味な少女に翻弄されるアル中、テレンス・スタンプ。きっと本人も嬉々として演じていたんだろうなぁ。この第三話が一番評価が高いけど、退屈。「衝撃のラスト」まで待ちくたびれたよ。

★★★
梱包、買物。時間があったので近場に仕入れにちょこっと寄る。
袋を提げて駐車場へゆくと、振り返ってまでジロジロ見る奴がいた。同業者かもね。

午後仕入れ処理途中まで。
明日完了予定。

マシャ

2005年8月4日 音楽
福山雅治 井上鑑 服部克久 PISTON NISHIZAWA CD ユニバーサル 2003/08/27 ¥1,260虹

マーシャからふと連想したのだが、マシャこと福山雅治。

デビューからほとんど老けていない、それどころか写真によっては若返って見える。

ところで、現れては消える彼の結婚説。
最近では私淑していた亡き写真家・植田正治の孫娘と密かに米子で入籍!とかいうデマも流れていた。白石美帆との交際ニュースもあったな。どれもウソくさい。平井堅といっしょで××説が根強い。

××説はさておき、恵まれたルックスゆえに、若さにはあまり執着してなくて、早く落ち着いたじーさんになりたいと思ってるような気がする。

★★★
いろいろ事情があって、明日の予定を一日早め、実家のある市へ仕入れに出かける。
灼熱地獄と強烈冷房をいったりきたり。
実家で少し寝たが、寝汗をかいた。
ISBN:433496107X 単行本 中井 京子 光文社 2001/04 ¥1,365

例によって、自分励まし用読書。

105円で買い、ひろい読みでヤル気を出す。お手軽。

翻訳本なので当たり前なのだが、具体例に「リズは…」「ベティは…」「トーマスは…」で始まる文章をずっと読んでいると、頭の中がなんだかアメリカーンになってゆく感じ。アタシのことはマーシャって呼んでね♪(自分で書いてて気味悪いな)

★★★
昼前に買物。
ペットボトルなど重量級アイテムが多い夏の買物。

仕入れ処理完了。
エアコンがなければ絶対仕事できない。
ISBN:4253153054 コミック 青池 保子 秋田書店 1997/12 ¥750

現代ドイツの、とある町おこしから始まる騒動を描いたお話。

800年前に暴君ドラッヘン公を倒し、ハンメルブルク繁栄の基礎を築いたハンメル家。祭りの騎馬試合ショーに騎士役として選ばれた青年ロルフは、偶然にも滅ぼされたドラッヘン家の子孫だった。出演を渋るロルフに、町おこしの観光局長ガンツ(少佐タイプの強面)は先祖の騎士のプライドを賭けて闘えと、説得する。

一方、町の歴史を調査するガンツたちに謎の妨害工作が仕掛けられる。秘密の隠された修道院をつきとめ、潜入するガンツとロルフ。修道院の地下に隠された壁画には、ハンメルブルクの町の起源を揺るがす絵が描かれていた…。

未完の長編「王城 アルカサル」と同趣向の作者の情熱を感じる作品。続きが待てないで調べてしまうファンには周知のとおり、「王城」の主人公ドン・ペドロは宿敵・異母兄エンリケに滅ぼされる運命にある。以後、ドン・ペドロは「残虐王」の名を冠されて家系は途絶え、エンリケのトラスタマラ家の時代となる。

「ドラッヘンの騎士」は、そういう滅ぼされた側の支配者が極悪人に仕立て上げられ、歴史から抹殺されているが、実は…という歴史捏造を探るドラマとなっている。

ガンツやロルフの活躍により、800年前の先祖の無念を晴らし、かつ、町の名誉を守るという爽やかなラスト。

それにつけても青池保子先生!「王城」の続きを早く描いてくださいお願いします(ここで書いてもしょうがないけど)。

★★★
なんだぁこの暑さわぁ!
頭がラリラリになってゆく蒸し暑さ。

市内で仕入れ。店内の冷房と、外や車の気温の落差にくらくらする。
ISBN:4532191629 単行本(ソフトカバー) 小倉 昌男 日本経済新聞社 2003/01/07 ¥630

先ごろ逝去した小倉昌男・ヤマト運輸元会長の自叙伝。

二代目としてヤマト運輸をトップ企業に育て上げ、運輸省・郵政省に目の敵にされ幾多の妨害を受けても、自身の経営倫理を貫くために官僚と戦い抜く。彼の経営倫理が正しかったことは、現在へ至る流れをみれば明らかだ。父親の“老害”の轍を踏むまいと一線を退いた後は、障害者福祉へ私財を惜しみなく投じる。しかもただカネを寄付するだけの慈善ではなく、培った経営理念を生かし、障害者施設自身の力で自立できる経営を目指して具体的な指導も行う。

タイトル通り、ロマン溢れる内容。まさに漢。功成り遂げた人物が、その有形無形の財産を社会へ還元するというのはどうあるべきなのか、まるでお手本のような書。

★★★
クロネコヤマトさんには連日お世話になってます。

★★★
いつも通り西へ仕入れ。戻って家の掃除(滝汗)。
ほんっっっとにワンパターンの生活が大好きな自分。幸せ。

お洋服選び

2005年7月31日 日常
といっても自分のではない。

姪から、こちらに来たい、というTEL。
誕生日なので、ジジババからお小遣いをもらいにくるのが目的だ。ところがジジは「迎えに行く」と行ったものの風邪でダウン。結局ヨメ(←自分だっ)が迎えに行く。

お小遣いをゲットした彼女は早速「服を買いにいきたい!」
乗りかかった船ということで夫を鞭打ち、一緒に洋服屋めぐりをする。

しまむらも含めて5〜6軒まわった。
イマドキのヒラヒラスケスケの服を山ほどみた。

夫の目が死んだ魚のようになっているのが笑えた。
ISBN:4788701685 単行本 千住 文子 時事通信社 2001/11 ¥1,680

こないだビッグコミックを喫茶店で読んでいたら、千住博氏のインタビューが掲載されていた。千住家の3兄妹は、日本画家の博、作曲家の明、ヴァイオリニストの真理子とそれぞれ芸術家揃い。さぞかし生まれ育ったご家庭で芸術的薫育をほどこされたのか…と思っていたら大間違い。

彼らの父親は苦学の末、ようやく数学者として一家を養うまでになり、こどもたちにもガチガチの数学的教育(スケジュールや勉強など日常のあらゆることをグラフ化、数式化させられるというシツケ)をほどこしていたそうだ。無論、長男の博氏が志す芸術の道なぞは父親の理解を超えている。父子の闘いはさぞすさまじかったことだろう。

晩年の父は多少余裕もできて、博氏の絵も褒めてくれたそうなのだが。
豊かな才能の持ち主というものはポンッとあらわれて、どんな環境でも苦労でも乗り越え、育っていくものなのかもしれない。環境に潰されるようなのはそれはそれだけの才能だったと。

で、ごめん、この本は未読。レビューを読むと自分の期待とちょっと違う内容のような気がする。

★★★
ポスト投函のみに外出。
あとはひたすら昨日の仕入れ処理。
そしたら全部終ってしまった。

宇宙からの帰還

2005年7月29日 読書
ISBN:4122012325 文庫 立花 隆 中央公論新社 1985/07 ¥840

アポロ計画などで宇宙空間を体験した宇宙飛行士たちに取材した本。

彼らのほとんどがこの体験で宗教的・神秘的な感動を覚え、その後の人生に大きな変化をおこしている。彼らのそのような内的体験から、壮大な精神のドラマを導き出すあざやかな取材。

宇宙飛行士たちは自らの体験を語るのが義務と思っており、取材にはなるべく応じるようにしているという。そんな無数の取材を受け続け、インタビュー馴れしている彼らが、この本の取材後「こんな面白いインタビューははじめてだ」「こんなことを聞かれたのは初めてだ、よく聞いてくれた」「いままで人に充分伝えられたなかったことをやっと伝えられたような気がする」などと言っているというのが、この本の価値を保障している。

インタビューをもとに構成された本を読むと、取材される側が「ノって」いるかどうか透けて見えることがある。インタビューアーは取材対象者をある程度勉強してから仕事に臨むのが鉄則だが(そうでないのも山ほどあるけど)、そのうえでなお、質問以上のことを引き出しているようなノッているであろう文章を読むとこちらも楽しい。

安っぽいTVの生放送番組だと、それと正反対の辛い映像にしょっちゅうお目にかかってしまう。

「○○○についてどう思われますか?」
…ってそれ、質問になってねぇよ!

★★★
実家のある市へ仕入れ。

昨日整理した廃棄分を売る。
で、また仕入れる。魔の永久運動という言葉がふと浮かんだ。
ISBN:4087820599 コミック みずしな 孝之 集英社 2003/09 ¥680

ここで紹介されている映画、ロクに観ていないのだけどそれでも面白かった。
観る気にさせられる。←なんつー平凡な感想。

オンラインDVDレンタル・サイトがあちこちにあるが、よほど定期的にたくさん観る人でないと、月額料金の割りには合わない。借りに行く手間・返しに行く手間…そのほかメリットはあるのだろうが。

お試し無料期間だけであちこちのサイトをひと巡り、とか。セコイ。

★★★
家業の仕事を仕上げる。
こんどは更新時にムダな作業をしなくてもいいように夫に念をおしておく。

仕入れ処理の仕上げ。在庫の山がかなり無理な状況になってきたので、売れ残りを少々廃棄。「かなり無理」が「普通に無理」となっただけの結果。

マンガ嫌韓流

2005年7月27日 読書
ISBN:488380478X ムック 晋遊舎 2005/07 ¥1000

ネット書店では発売日に既に重刷待ち、書店でもあっという間に売り切れるらしい…という評判を知り、本日が入荷日になる田舎なのを幸い、購入しようと出かける。

地元一番の規模をもつエロ本は置いていない本屋にはどうやら入荷していないようなので(自主規制?)、エロ本の置いてある本屋に平積みしてあるのを購入。あ、もちろんこれはエロ本じゃないですよ。念のため。

ネットでは大いに語られてることばかりなので、そもそも買う気はなかったのだが、今後の経過をウォッチするためにも、一応中身を知っておかないといけないな、と。

関わりの深い国に対しては賛否両論あるのが当たり前。なのにネガティブな面を無理矢理に覆い隠そうとする一般メディアの欺瞞は、このネット時代には滑稽ですらある。ブッシュがバカだとかアホだとかマヌケだとかという、褒められすぎの本や映画がある一方で、とりあえずタブー(?)に一石を投じた記念すべきこの本が、新聞・雑誌・TVなどの一般メディアでどういう扱いを受けるのか、が注目される。現状では黙殺の方向らしいが。

★★★
家業から頼まれた仕事をする。せっかくのデジタルデータを生かせない資料を渡されたので、段取りの悪さにイラつく。

百日紅

2005年7月26日 読書
ISBN:4480032096 文庫 杉浦 日向子 筑摩書房 1996/12 ¥714

浮世絵師・葛飾北斎とその娘お栄、居候の池田善次郎(後の渓斎英泉)の三人を中心としたお江戸人間模様の読みきり連作集。

長屋は反古の山、女癖は悪く、病人を見舞いにも行けない小心者、しかし類稀なる画才をもつ老人・北斎。父親譲りの画才があるため下手な絵描きには辛辣で、ぶっきらぼうで色気なし、でも密かにそのことに劣等感を持っているお栄。ひょうひょうとした遊び人に見えて、わけありの過去をもつ善次郎。そんな彼らに、北斎の腹違いの兄弟たち、弟子たち、亡き歌麿の女房、吉原の遊女、と、それぞれひとクセもふたクセもある魅力的な人物達がからむ。

絵描きたちの芸術的苦悩、なまなましい人間の息づかい、ほのぼのとした日常に、ふと、おとし穴のような怪異・もののけが突然登場したりもする。

凡百の時代モノが束になってもかなわない“お江戸”を堪能できるコミック。

杉浦日向子さんのご冥福をお祈りします。あまりにも早い最期。

★★★
学生時代、国文科のゼミは時代別に分かれていた。中古(平安時代)を第一希望にしたのだが、人数が多くて、第二希望の近世になってしまった。
というかそもそも平安時代以外やりたくなかったのに、そういうことになってしまったのでがっくり。

そこでまた例によってヤル気をひねり出すために杉浦日向子をより一層読み漁ったわけですよ。お世話になりました。

荒俣宏と一時期結婚していた杉浦氏。仕事の内容的にはピッタリの夫婦だと思うのだけどね。あっという間の離婚だった。
当事者の2人は離婚ついて一切語らなかったが、内田春菊がバラしてる。内田春菊が100%ホントウを語っているとは思えないが、それ以来、荒俣宏をキライになった。
ISBN:4309902898 大型本 トム レイトン エディシオントレヴィル 1999/03 ¥3,990

錆びたり、ひび割れたり、塗りが剥げたり、古ぼけていても見方を変えれば素敵なインテリアができあがる!

ポイントは「見方を変えれば」というのに尽きる。
この写真集をみると、汚いボロ家具インテリアをたっぷり光を取り入れて美しく撮影しており、「新しい視点」を開いてくれる。

実もフタもない話、オンボロ家具を殺風景に配置し一輪の花でも生ければ、「新しいものを追わない新しいスタイル(うっとり)」と悦に入ることができまっせ、という感じ。この本を買ったのは、ガラクタがいっぱいある家になんとか心地よく馴染もうとしたためじゃないのよ、…とは断言できない。

★★★
以前ブチ切れて、目障りな大きな木の棚を(となりの奥さんからいらないから、ともらったというヤツ。使うあてもなく、いらない)、夫に命じて斧で叩き壊してもらおうとした。しかーし、すんでのところでそれを阻止され、棚は某所へと…。風呂の薪にしてやろうと思ってたのに!

ウチは粗大ゴミ引き受け所じゃないよ。
いらない・使うあてもない家具を人からもらうのやめてくれ

西へ仕入れ。
いつものランチで違うメニューを指定したので、顔馴染みのウエイトレスのお姐さんに驚かれる。すいません。
ISBN:4480062467 新書 小谷野 敦 筑摩書房 2005/07/06 ¥735

前著から6年、離婚を経て「帰ってきた」書。
前著より冷静な筆致になったとはいえ、理想の女性と恋愛できない怨嗟はあいかわらず。

谷崎潤一郎を模して挙げた「七ヶ条の求婚条件」によると、

1. 一流から1.5流大学卒か大学院卒
2. 25〜34歳初婚でなくてもいいが子供は無
3. 文学(村上春樹や江國香織不可)や演劇に関心がある
4. 自分好みの顔
5. 仕事を持ち、続ける意志をもっていること
6. 首都圏在住
7. 煙草を嫌がらなければ性格は多少悪くてもよし

性格が悪くてもいいというのは、これだけの条件で性格がよければとっくに結婚しているからだということで。

…まぁ、前途多難ということでしょうか。
結婚や夫婦というものに対する著者の要求が猛烈に高い、というのはひしひしと感じられた。

「出会い系サイト」でのさくらメール実例、結婚相談所での強引な勧誘からの退散記などの体験談も語っており、具体的で実用的。著者はこれをネタに本も書けるわけだが、こういうのにハマってお金をつぎ込むのは確かに悲惨。

★★★
昼前に仕入れ処理終了。
その後、少し遠出する。

幾何学的な建物、まわりには人影が一切なく、強い陽射し。
キリコの絵の中にいるような感覚に囚われた。

コレクター

2005年7月23日 映画
DVD ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2004/09/08 ¥2,625

『ローマの休日』『ベン・ハー』などの名匠ウィリアム・ワイラー監督による異色サスペンス映画。蝶の収集を趣味とする銀行員(テレンス・スタンプ)が、蝶の代わりに女子美術大生(サマンサ・エッガー)を誘拐し、人里離れた一軒家に監禁。決して手を触れる事なく、ペットを愛玩するように優しく飼育しようとするが、彼女は脱走を試みる。


夜の9時からのTV洋画劇場は年齢ひとケタの自分にはまだ観せてもらえなかった。ようやくふたケタになったころイキナリ観たのがコレ。

で、トラウマ。

小学生にはまだこの映画のエロティックな意味はわからず、監禁されるヒロインに「おうちに帰れなくてかわいそう」とか思っていたが。ヒロインの死後、次の獲物を物色する主人公、という結末は小学生にはキツすぎた。

長じて成人を迎えるころ、レンタルビデオがぼちぼち普及し、このトラウマ映画を再見してみた。成長した自分にとっての感想は、

「テレンス・スタンプ、素敵…」
と、こんどはミーハー。その後のヘンタイ(を演じる)俳優フリークへの始まり。

そこでジョン・ファウルズの原作小説を読んでみた。
主人公、ヒロインの交互の一人称で物語が語られる。

で、

トラウマ復活。
病気になり、苦しみもがいて死んでゆくヒロインの様子がこれでもかこれでもかと詳しく描写されている。読んでいて辛かった。

あ、テレンス・スタンプは今でも素敵な美老人俳優だと思ってます。
詩人アルチュール・ランボーを演じた古いフランス映画もあるが…イメージが合わねぇ!

★★★
昨夜、家業の手伝いで材料運びを手伝う。総量400kgは運んだ。
本日筋肉痛。

仕入れ処理を途中まで。

夕方になって携帯機種変更のために出かける。
初めて購入した携帯をずっと使用していた。うんと昔の折りたためない形のなので、人前で使うのはチト恥ずかしかった。
ようやく明日は、折り畳めて、カメラ内蔵の携帯デビュー。

対岸の家事

2005年7月22日 読書
ISBN:4532162505 単行本 南 伸坊 日本経済新聞社 1998/03 ¥1,470

タイトルのダジャレは実によく内容をあらわしている。
家事をする、という概念がない大多数の一般家庭の男性のひとりであるところの著者が、家事というものをやってみましょうか、という本。

家事ごっこのような感覚でスタートし、掃除・ご飯炊き・おかず色々・調味料・買出し・献立・洗い物・窓拭き…と、ごくごくあたりまえの家事をいろいろワンテーマでこなしてゆく。

なんにもしなかった著者がその後、家事を自然に分担するようになった、とのことですが、

あたりまえじゃねーか、ばーか

誇らかに育児をすることを喧伝する某男性作家へと同種のアホくささを感じる主婦の自分。

いや、内容は面白かったけどね。男子・女子ともに家事への哲学的考察が得られる…ような気がする。

★★★
実家のある市へ仕入れ。
夏休み初日なのだが以外と人は少なく、同業者にもカチあわずそこそこの収穫。
実家で一時間も寝てしまった。スーパーで惣菜を買って帰る。やっぱり家事はキライだ。

小説より奇なり

2005年7月21日 読書
小説より奇なり
ISBN:4167131064 文庫 伊丹 十三 文芸春秋 1986/07 ¥460

画像がなかったから写真をアップ。

談話の活字化に於ては日本一と定評ある著者が、文豪名士の脱毛の悩み告白、ベテラン主婦のお産体験談、天皇のステテコ姿目撃談等人事の滑稽と悲惨を抉る名筆記録


伊丹十三自身が頭髪の悩みを抱えていたのでしょうか。「脱毛」に関する項目の面白さったらない。明治・大正時代の雑誌のようなレイアウトやタイトルに仕立てているのがまたをかし。

俳優仲間の夫人たちに「夫の頭髪の具合」を夫人・宮本信子にインタビューもさせている。

成功せる職業婦人四人が語る夫(ハズ)の抜毛!!
女同士の気易さにツイ話が弾み四人はいつしか夫の頭髪の秘密をぶち撒けて了った。


●宮本信子より石立鉄男夫人吉村実子嬢への電話 より

(のぶ)アノ、鉄なんてサア、上から見るとサ、鳥渡ホラ…
(じつ)凄いワヨ。鳥渡なんてそんなお世辞言わなくても。
  中略
(じつ)(育毛剤を)何の壜だか判ん無い様にマジックで消しちゃってサ、全然判ん無い様に為て並んでるわヨ。


●宮本信子より篠田正浩氏夫人岩下志麻嬢への電話 より

(しま)宅は豊かだから(笑)大変毛髪が豊かだから、心配有りませんって書いといてヨ。
(のぶ)じゃア、全然心配無いわネ?何か付けてる?
(しま)何か…って…ヘアトニックか何か付けてるみたいヨ
(のぶ)みたいって、貴女…(笑)
(しま)然うなのヨ、良く知らないのヨ(笑)。


こんな調子でえんえんと。
どこから読んでも可笑しくてタメになる本。

★★★
朝イチで買物。
ミネラルウォーター、スポーツ飲料、もち、しょうゆの大瓶とクソ重たいものばかり買う。

午後、集中してとりかかり、仕入れのテキスト処理かんりょー。
ISBN:4896919351 新書 小林 章夫 洋泉社 2005/07 ¥819

イギリス・ヴィクトリア朝での男女合わせた総労働人口の中で最も大きな割合を占めていた召使たち。執事・従者・小間使い・乳母・メイド。召使にも厳格な階級があり、雇い主によって差はあれど、薄給・重労働・劣悪な住環境・貞操の危機(男女とも!流石本場?英国)の苦難にさらされていた。しかし同時に良い雇い主、本人の能力・努力によっては、技術や教養のランクアップも可能で、退職後の起業も望める魅力的な職業でもあった。

労働者の権利が確立していない時代ゆえに、工場や商店に勤めるより、住み込み・お仕着せ・食事付きで働ける召使のほうがはるかに恵まれていたとも言える。

搾取される階級というイメージでみられがちな召使いだが、日々の暮らしにもことかく生家よりはるかにマシ、という召使も大勢いただろうし、窮屈な職場なりに身の処し方を築き上げていったであろう、彼らの生活の一端を紹介。

英国文化の著作が定評のある著者。メイド・ブームをにらんで執筆依頼が来たんだろうな〜と邪推(あとがきに、秋葉原にメイド喫茶があるそうだが云々…なんて浮いた記述も)。もちろん本書は真面目な内容です。巻末に挙げられている邦訳のない文献目録がソソる。

★★★
こないだいっしょに会ったもうひとりの友人に電話して、例のマルチ美顔器の件を話す。「えー!まさか、彼女が…」と言うも、「そういえば、こないだ会おうっていう話のときに、仕事が入るかもしれない、でも結局は入らなかったから会おう!ってことになったんだ。仕事ってもしかしてソレかも」
「なんかソレのような気がする…」

彼女にも、こないだ会ったときにはスッピンだったのよ!とお肌自慢をしたらしい。アトピーの自分が言うのもなんだが、はっきり言って別にきれいとは思えない肌だった。洗脳されると、見えるものも見えなくなるってことか。

それにスッピンで来たということは、やはり自分があんな話題を出さなければ勧誘する気マンマンだったってぇこと?
先々週に会った高校時代の友人から電話。

「ね、気を悪くしないでほしいんだけど…もしかしてアトピー?」



もうこの後の展開が瞬時に予想できる出だし。
パッと見ればモロわかりの疾病なので、この十数年間何人の人にいったいいくつもの「アトピーがキレイに治るなんちゃら」を勧められたことか…。

あー、はいはい、と脳の半分を明日の予定計画に費やしながら話を聞く。

「Fって聞いたことある?わたしも親戚から紹介されてとてもよくって、それからアトピーの人がすっかり治ったって…」

( ´_ゝ`) フーン

「エステ…なんだけど、行ってみない?」

行かねーよ。というのをマイルドにコーティングして言う。

電話を切ったあと、さっそくGoogleで検索すると、はいはい、マルチね。どう見ても年齢相応にしか見えないお肌の方々が集うサロンで、よってたかって美顔器をさんじゅうごまんえんで購入することを勧められる場所らしい。

友人が販売員なのか、単なる顧客なのかどうかはわからないが。

こないだ会ったとき、自分が、
「ご無沙汰の友人が突然連絡してきたら、選挙かマルチか宗教ってこと多いよねぇ〜」
と言ったものだから、あの場では話しにくかった、と言っていた。ずっと話さなくてもよかったのに。

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